旅 雑記

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■アメリカ1  
●アメリカの家は小さい!
 アメリカは2000年4月、突然(笑)訪れました。英語は大の苦手だし、興味もなかったんですが、その前の年からアメリカン・プロレスのファンになったので、見に行くことにしたんです。
 訪れたのはニューヨークなんですが、まず驚いたのが、アメリカの家は小さい!ってことです。正確に言うと、ニューヨーク郊外の家は、ということになるでしょう。日本人の友人がニューヨークの大学院で勉強しているので、その友人が借りている家に宿泊。場所は、テレビや雑誌のグラビアなどによく出てくる、高層ビルの並んだマンハッタンではなく(マンハッタンはひとつの島)、その対岸にある住宅街で、これからニューヨークの郊外が始まる、という場所です。
 とにかく、友人が一室を借りている家を見て、その小ささに口をアングリ。行く前は、アメリカの家だから、どーんと大きくて、庭も広くて、隣の家まで歩いて最低5分はかかるだろうなんて思っていたので、しばらく口がきけませんでした。もちろん、友人が住んでいる家が特別小さいわけではなく、周りもみんなその大きさなんです。庭なんてないに等しい! はっきり言って筆者の実家のボロ家より小さいんです!
 おそらく、ニューヨークでももっと郊外に行けばある程度の大きさなんでしょうけど、大都会の周辺部というのはアメリカといえど、土地や家屋の値段が高いのではないかと思います。
 まったく着いた途端、アメリカの家は、天井が
バーンと高く、螺旋階段(笑)があって、リビングルームではダンスパーティ(笑)ができ、庭には草木が茂り、お金持ちの家にはプールがある、というイメージが粉々に(笑)崩れました。
 アメリカの家に対し、どうして自分がこうしたイメージを持っていたかというと、子供のころに見たアニメとかテレビドラマなどの影響なのではと思うのですが、筆者の場合、どうも「刑事コロンボ」(笑)のせいではないかと思うのです。
 刑事コロンボはいうまでもなく「ロサンゼルス警察」の刑事。ロサンゼルスといえば、ハリウッドや、お金持ち、映画のビッグスターが邸宅を構えるというビバリーヒルズが郊外にあります。ひとつひとつのストーリーをはっきり覚えているわけではありませんが、どうも刑事コロンボが捜査のために(笑)訪れていたのは、こうした裕福層の家ではないかと思うのです。だってみんな、リビングには暖炉や大きなソファがあって(笑)、天井も高くて、2階に行くには螺旋階段をのぼってたよぉ!(笑) 車も大きかったじゃないか!
 その後、ボストンやボストン郊外、ニューヨークとボストンの間を列車で移動したりして沿線の家も見ましたけど、やっぱり自分が見た限りのアメリカの家は小さいです。
 イメージのような家ってどこに行けばあるのかな? 地方都市の郊外とか、農業してる地帯に行けは見られるんでしょうか?

 
●アメリカには太った人が多い!
 
「体脂肪減量記 トホホの実践編」でもちょっと書いたのですが、アメリカというのは、本当に太った人が多いと思いました。なかには自分の力で歩くことができなくなったのか、車椅子に乗っている人もいるんですねぇ。
 日本のファッション雑誌を見ると、よく「ニューヨーク街角リポート」なんていって、痩せていて、格好いいファッションの女の人が出てますけど、そういう人、当然いることはいるんですが、ごくたま〜に(笑)。記事を書くレポーターやカメラマンはさぞや苦労して探しているのではないかと思いましたぁ(笑)。
 白人、黒人というと、背が高く、スタイルがいい、というイメージを持ってますよね。筆者も身長159pで中年体型。さぞやチビで不恰好だろうと思ってたんですが、そんなことなかったです(笑)。ハッキリいって自信を持ってしまいましたぁ(笑)。ほんとです。ほんとに「あなたはどうやってその体型を保っているのか?」って聞かれるじゃないかと思ったぐらいです。ステキな人はものすごくステキなんですけど、そういう人は少数。そして、ダメな人(笑)との差がものすごく大きいですね。
 どうもアメリカ人というのは(アメリカ人といっても東洋系、ヒスパニック(スペイン語を話す
人たち)など、色々いるので一概には言えないんですが)、食事とか栄養に対する考え方が日本人とは根本的に違うようです。アメリカ人の友人も、以前は朝食にドーナツを食べていたそうですし、ジャガイモは食事には不可欠とも言ってました。なんか砂糖とかエネルギーになるものを摂取しなければならないという脅迫観念でもあって、それはアメリカに移民してきたころや西部開拓時代(!)の名残りなのでは?と思ってしまいます。
 食事に気を遣う人たちの間では、日本食が健康にいいというのは有名らしく、高級スーパーに行くと寿司なども売っていました。でも、食事に気をつけているのはごく少数の人たちらしいです。あと、太ってしまって、それをあきらめてしまう人も少なくないようです。確かにあの太り具合を見たら、ダイエットする気力は出てこないでしょう。
 そういえば、デパートで気にいった服は「Lサイズ」でした。筆者はアメリカで絶対Sサイズなので、おかしいと思ってよく見たら、ジュニア向けのコーナーだったんですねぇ(笑)。

 
●トイレがきれいだぁ!
 
日本では、最近はずいぶんよくなってきましたが、JRの駅のトイレなんて、できれば入りたくないですよね。それがアメリカはどこもトイレが素晴らしい! 最初に利用したのが駅のトイレなんですが、入ってビックリ! なんと暖房入り!なんてす。トイレットペーパーがしっかり備わっているのはもちろん、ペーパータオルまであるんです。もちろんピカピカ! その後、友人がかよっている大学のトイレ、デパート、レストラン、公共のものなど色々利用しましたが、衛生面はまったく問題なし! みんな光輝いています。トイレットペーパーとぺーパータオルは、「法律で義務付けられてるの?」と真面目に聞いてしまったほど、まず必ずあります。トイレットペーパーがなかったのは、小さなピザ屋の1軒だけで、しかもそのピザ屋は、ランチタイムの混雑のあとだったので、どうも補充が間に合わなかったようです。
 すごかったのは、プロレスを見たマジソンスクエア・ガーデン。ここは「ガーデン」という名前ですが、公園ではなく大きな体育館。日本では、
 
コンサート会場などはトイレの数が少なく、特に女性は嫌になってしまいますが、マジソンスクエア・ガーデンは、入るととんでもない数のトイレがずらっと並んでいて、待つ必要まったくなし! おまけに空いているトイレを教えてくれたりするトイレおばさんまでいるんですっ! 
 デパートなどもトイレの箱の数は日本の何倍もありました。
 こういうの見ると、やはり文明の高さを感じます。


ボストン・サウス駅構内。車両がかっこいい!
   
   

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