●シンディちゃん1  
 このシンディSindyちゃんは、1984年、偶然、中国南部のアモイ(厦門)に旅行に行ったさい、観光地の土産物屋かなにかで買ったお人形です。箱には入っていなくて、ビニールの袋入りだったように記憶しています。そのため、長いこと、ただ単にタミーちゃんを真似たそっくりさん人形だと思い込んでおり、名前も知りませんでしたが、イギリスのペディグリーPedigree社が1963年から作り始めた、歴史と由緒ある(笑)お人形だと最近わかりました。
 顔やボディは時代とともに変化しており、このシンディちゃんは、
頭の後ろの文字(2 GEN 1077  033055X )から、1976年〜1980年にかけてのタイプのようで、「アクティブ・シンディ」といわれており、関節などがかなり自由に動かせます。製造は香港になるようです。
 シンディちゃんについては、英語のサイトですが、
http://www.sindydolly.com/index.htm
http://www.petradolls.co.uk/index.htm
http://www.freewebs.com/mysable/index.htm
http://www.mysindy.com/

に詳しい説明があります。


http://www.bagiftshop.com/BA COLLECTIBLES →BA Branded Gifts
(英国航空のオンラインギフトショップ。復刻版のシンディちゃんなどを販売)
(サイトの構成が変わったので、赤字に訂正しました。2007年11月10日)



顔とボディはさまざま。また、顔とボディが同じでも、ヘアスタイル、髪の色などが違うことがあります。
このシンディちゃんは髪型によって、大人っぽくも幼くもなるのが魅力的。唯一の難点は、髪が上のほうにしか生えていないので、ポニーテールができないこと。ポニーテールにすると、髪の無い、耳の上や後ろが見えてしまい、あまりに格好悪いんです。
   


脚は横一文字に開脚でき、首をかしげたり、手首、足首なども動きます。


買ったときの服装です。バレリーナスタイル!
   


なんと、右手(写真左側)と左手の指の形が違うんですっ! 右手の人差し指は曲がっています。このため、右手ではお財布をはさんで持ったりできますが、左手ではできません。指全体も右手のほうが左より少し太い! 実は、Sindyちゃんを20年以上持っていながら、最近、やっとこのことに気づきました!(冷汗)
 
   
●シンディちゃん2  
 なんと、Yahoo!オークションにシンディちゃんが出品されているのをまったく偶然見つけ、落札しました。シンディちゃんは、タミーちゃんやバービーちゃんと違って、日本に販売代理店などがないので、正式に発売されたことはありませんでした。それなので、出品があってもたまにで、また管理人が見つけた範囲では、いつも金髪のシンディちゃんでした。
 それがご覧のように、濃い茶色の髪!です。
 また、「アクティブ・シンディ」ではなく、脚を開脚したり、首をかしげたりはできますが、肘を曲げたり、手首、足首を動かすことはできません。背の高さも上のシンディちゃんより、2センチぐらい高いです。右手と左手の指はやはり形が違います。
 頭の後ろには、033055X、またウエストの後ろにHONG KONGの文字があります。製造がいつ頃のものなのかはわかりません。(2007年3月中旬)
   

2人のシンディちゃんの髪の生え方の違い。
   
   


顔の形は新しいシンディちゃんのほうが細いです。肌の色も新しいシンディちゃんのほうが黒め。また唇の色も、左のシンディちゃんはオレンジ、右のシンディちゃんはピンクです!
 

 

●シンディちゃん3  
 イギリスのオークションサイトeBayで新しいシンディちゃんを入手したので、ご紹介します。
 今度のシンディちゃんは、髪がオレンジっぽい茶色、顔は、かなり濃いピンクの肌で、イギリスでは“red head”と呼ばれているようです。
 顔は、上の金髪シンディちゃんよりやや大きめ。髪の生え方も金髪シンディちゃんとほぼ同じです。髪のカットはないようです。
 背の高さは上二人のちょうど中間ぐらい、肩幅は3人のなかで、いちばん狭く、そのため、頭が大きく見え、ずんぐりむっくりした印象です。
 頭の後ろに2 GEN 1077  033055Xの文字があります。出品者の説明では、35年前ぐらいの製品ということでした。
 写真ではよくわかりませんが、中古だったため、唇の赤の色素が溶けて口の周りににじんでしまっていて、唇自体は灰色に退色していました。そのため唇は水性ラッカーで色づけしています。にじみは、ラッカーの薄め液や、ベンジン、文房具のインク消しなどを使ってみましたが、中まで染み込んでいるようで、取れませんでした。
 たぶん元の持ち主が、小さい子供だったのでしょう、相当、遊んだようで、両脚の付け根がかなりゆるんでいて、ひざは本来、曲がる構造ですが、片方を少し曲げられるだけ。ひじは曲がりませんが、もともと曲がるのかどうかもわかりません。首は傾げられ、両脚の開脚もできますが、手首、足首は曲がりません。
 ちょっと難点もありますが、唇のにじみをのぞけば、顔は非常にきれいで、かわいく、また、今までと違った髪色、タイプのシンディちゃんを手に入れられたので、非常に喜んでいます。 (2008年3月18日)


新しく来たシンディです。皆さん、よろしく!

髪はところどころ脱色してしまったのか、金髪に近くなっているものがあります。そのため、これ以上脱色したら大変なので、お湯パーマはやめ、シャンプー、リンス後、2枚のダンボールで髪をはさみ、一種のストレートパーマをするにとどめました。元のウェーブがきついので、ぜんぜんまっすぐにはなっていません。
なお、シンディちゃんは、多くが2代目リカちゃんと同じ、真ん中わけの外巻きウェーブなのですが、この髪型がものすごく崩れやすく、いったん崩れると元に戻せません。オークションでも、未使用品以外で元の髪型をとどめているのは、まずないといっていいと思います。


参考までに、落札価格5ポンド(写真があまりにボケていたため(笑)ほかに入札者なし)、送料2.24ポンド。
3人の肌色の違いがおわかりいただけるでしょうか?
 

 

◎コラム―eBay体験記
 イギリスのeBayで、まだ数は少ないですが、何点か購入、落札してみたので、ここまでで気づいたことを書いてみたいと思います。
 まず、出品品を見て驚くのが、ほとんどの写真が小さく、ボケボケだということ! 日本のオークションだったら、とてもではないが、買い手がつかないほどのひどさです(笑)。
 また、状態に対する感覚も大違い! 「グッド・コンディション」と書いてあっても、届いてみると、ええ〜っと思うことばかり。実はこのシンディちゃんも、「グッド・コンディション」て書いてあったんです(爆)。脚が骨折していて、唇がにじんでいるののどこがグッド・コンディション??? なかには、片方の手がなくなっていても「グッド・コンディション」と書いてあるのもありました。また、「○○に問題があるが、そのほかはグッド・コンディション」という書き方も多いようです。確かに届いた品はそのとおりなんですが、こういう場合、日本人は、むしろ「難有り品」とか書くんじゃないでしょうか?(笑)
 要するに、届いてみないとどんな状態かわからない!
 一種の賭けですね。
 
また、イギリス人は、よほど郵便というものを信用しているのか(苦笑)、包装もプチプチでくるんでくるのはまれ! このシンディちゃんも、茶色の紙でくるんであっただけで、はじを指で破いたら、いきなり脚が出てきました。ハサミを使ってドレスや髪が切れたら大変ですから、そのまま指で紙を破っていった次第です。  
 支払いは、外国人の場合、必然的にクレジットカード払いですから、日本のYahoo!かんたん決済に似た、「PayPal」という制度で支払うことになります。
 落札後は、日本と違って簡単! 発送も通常では航空小包ですから、日本のように、やれ、支払いはどうしますか?とか、発送方法はどうしますか?などのやり取りは一切なし。
 落札→PayPalから、品物の値段と送料が記されたメールが届く→支払う→あとは届くのを待つばかり。
 支払いを確認しました、とか、品物を発送しました、というようなメールも通常は来ません。
 要するに、落札後、出品者とメールのやり取りをしないでもすむんです。ただ、PayPalは登録のとき、日本語表示のサイトが出てきたのでそのまま登録したら、住所表示が日本語になってしまい、出品者から「住所が読めない!」と連絡が来ました。訂正方法は不明(笑)。それでいつも、英語の住所を書いたメールを出品者に送っています。
   
inserted by FC2 system