不気味なマカロン(爆)のようなものをお見せして申し訳ありませ〜〜ん。 「リカちゃん立体壁飾り」で作ったシリコンの型を利用して、レジン(合成樹脂)の着色実験をしてみました。 シリコンの型にレジンの液体を流し込むと、じきに固まり、プラスチックに似たものが作れます。 レジンは通常は白ですが、ほかにアイボリーなどがあるそうです。 今回は、白色のレジンを使用。それに、着色剤を混ぜてみました。 結論から先に言うと、望みの色を出すのはものすごく大変!!!!! また色以外にも、気泡ができてしまうなど問題ありで、望みの色、状態を出すには、まだまだ実験研究の余地が相当にあります。 この写真が実際の色にいちばん近いです。 下で、左から順に説明しています。 |
これが「リカちゃん立体壁飾り」で作ったシリコンの型です。 | |
これか今回利用したレジン。 「ホビーキャストNX」(日新レジン梶j。 注型用ウレタン樹脂。 A液、B液、それぞれ250g。 混合比は1:1。 かき混ぜ用のプラスチックの棒付き。 気温などにもよるが5〜10分で完全に固まる。 |
「Mr.キャストナー・リキッド」(鰍fSIクレオス)。 これがレジン用の着色剤。 無発泡ウレタン樹脂用。 18ml。 A液に混合して使う。A液100gに対して、 1.8ml以下。 この色は「フレッシュ1」。ごらんのように液体は透明。 |
同「マゼンタ」。 マゼンタという色は、一般に言う濃いピンクだけれど、この液体は深い赤。この製品は、箱の色と実際の液体の色が相当に違う。 液は、ラッカーのように固まったり分離したりすることは無いよう。 |
同「イエロー」。 |
同「シアン」。これも箱と液体の色が相当違い、シアンというより、紫がかった濃い紺色。 |
一つ目に作ったもの。 「フレッシュ1」のみ使用。 A液20gに、100円ショップで買った一般的なスポイトで4滴たらしました。 ごらんのように製品の箱の色とはまったく違い、ほとんど色はつきませんでした。パッと見には白で、よくよく見ると、薄くピンクがかかっているという出来上がりです。 |
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これか着色剤を混ぜたA液の色。 これにB液を注ぎかき混ぜます。 |
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原因がよくわからないのですが、こめかみのところに黄色の膜のようなものができてしまいました。 |
2つ目。 A液10g。 「マゼンタ」「イエロー」をそれぞれ1滴。 色的にはいちばん着せ替え人形の色のイメージに近いかも。 ただ、着色剤を入れたあと、A液でのかき回しが足りなかったのか、写真ではわからないのですが、相当に色むらができてしまいました。 |
3つ目。 A液10gに「マゼンタ」「イエロー」それぞれ1滴、それに「シアン」を爪楊枝の先にほんのちょっとつけ、それを液に浸ける。「シアン」の色は強いので、ちょっとだけ使用するために、スポイトではなく、爪楊枝を使用。 ただ、スポイトの1滴の量が、力加減などでいい加減に出てしまうため、「イエロー」より「マゼンタ」が多かったよう。 |
4つ目。 これは大失敗! A液の量は同じですが、「イエロー」より「マゼンタ」のほうが色がハッキリ出るようなので、「イエロー」2滴、「マゼンタ」1滴にしたまではよかったのですが、「シアン」の量が多すぎ! 爪楊枝をA液に浸すとき、浸しすぎてしまいました。 おまけに写真のように気泡がいっぱい!!! この気泡はA液とB液が混合する際、沸騰してできてしまったもののようです。 また、爪楊枝は木なのですが、木を液に浸けると、混合のときに影響が出ることがあるらしいのです。それもあるかもしれません。 |
5つ目。 A液10g。 4つ目で大失敗したため、今度は慎重に、「イエロー」2滴、「マゼンタ」「シアン」はともに爪楊枝で、少しずつ入れていきました。 アイボリー色の強い肌色です。 写真ではわかりにくいのですが、細かい気泡ができてしまいました。 |
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着色剤を混ぜたA液です。 オレンジ色です。レジンが白色なので、仕上がりは、これが薄まった色になる。 |
上の実験のように、希望の色を出すのは、相当難しいです。 まず、一般的なスポイトでは、1滴といっても分量がいい加減になってしまうので、もっと正確に、細かく液を落とすことができる用具が必要。 さらに、レジンの白色で、色が薄まるため、それも計算しないといけません。 また、爪楊枝は避けたほうがいいのかも。プラスチックの細い棒などを利用したほうが賢明みたい。 それと、今回、A液は、もちろん、そのつど新しい紙コップに替えていますが、B液はずっと同じ紙コップを使いました。これも、そのたびに新しいコップを使ったほうがよさそうです。 |