モッズ・バービーちゃん1  

 

さて、また新しいお友達が来てくれました。
1967年に発売になったモッズ・バービーちゃんです。

綿のブラウスとズボンです。
手持ちの本を見たら、モッズ・バービーちゃんのドレスは明るいカラフルな色が多かったので、紺にしてみました。ミス・バービーちゃんのときと同様、オリジナルのドレスと違う、フツーの服にしたらどんな感じかなというのを見てみたかったんです。

製図はどちらも雑誌『ミセスのスタイルブック』(文化出版局)です。
ブラウスは、製図そのまま。それほどダブダブはしていないんですが、柄選びが悪かったのか、パジャマのようになってしまいました(大汗)。
ズボンは、すそ丈を3センチぐらい伸ばしています。(2008年6月25日)

 

さて、モッズ・バービーちゃんはミス・バービーちゃんより若々しい雰囲気なので、ミス・バービーちゃんの妹ということにしようと思います。
今までロンドンでは、ミス・バービーちゃんとケリーちゃん二人暮らしでしたが、アメリカからモッズ・バービーちゃんもやってきました。

「お姉ちゃん、久しぶり〜!」
「ケリー、いい子にしてた?」
「うん! もちろんだ〜い!」

 
「せっかくだから今日は外食にしない?」「いいわね」
「ケリーはラーメンていうの食べてみた〜い。幼稚園の近くにお店ができたんだって。幼稚園のお友達が言ってたよ」
「そういえば見かけたわ。この辺は日本人の人が多いのよ」
「行ってみる?」
「行こう行こう! ケリー、食べた〜い!」
 

モッズ・バービーちゃんとケリーちゃんは醤油ラーメンを、ミス・バービーちゃんはチャーハンをたのみました。

「うわ〜い! ラーメンだ〜」

全然顔の似ていない三姉妹(笑)。

チャーハンはリーメント「中華街」の「炒飯」、コップは童友社「香港茶餐廳」の中身をはずしたもの、割り箸はリーメント「居酒屋ぷち呑み」です。
提灯は、クリアフォルダーを適当に切り、セロテープやホチキス、ボンドなどで形作り、ラッカーを塗っています。

 
「ねえ、ケリーったら食べてばっかりいるのよ」
「あら、子供はみんなそうよ。お姉さんだって小さいとき、ドーナツ屋さんでドーナツ5個も食べたのに、もっと食べたいって足バタバタさせて大泣きしたじゃない。ママが恥ずかしくて顔から火が出そうだったって言ってたわ」
「ちょっとちょっとなによ! それを言うならあなたなんかいつも隣の家の男の子とお菓子の取り合いのケンカして、一度なんか、公園の池に落ちたじゃない! 近所のおじさんが助けてくれなかったら、レスキュー隊を呼ぶところだったのよ!」
「なによなによ、それなら…」
 
「お姉ちゃんたち、やめてくださ〜い。ケリー恥ずかしいよう」
「……、は〜い」
 
左がチャーハンとそのスープ。ラーメンは樹脂粘土とレジンで自作しました。海苔は和紙を使っています。

 

 

1967年にそれまでとガラッと顔の違うバービーちゃんが発売。ウエストが回ることから「ツイスト・アンド・ターン・バービー」ちゃんと呼ばれていたそうです。当時流行のモッズ・ファッション(どういうんだ?)を着ていたので、通称、モッズ・バービーちゃんと呼ばれているようです。髪形や色はさまざまで、このヘアスタイルは、外側にくるんとはねているので、「フリップflip・ヘア」だそうです。色はかなり明るいブルネットです。
膝は曲がりますが、ひじは曲がりません。
Yahoo!オークションで買いました。
そのウエストの切り替えなんですが、写真のように、左と右の切れ込みの位置が違うんです!
向かって左から右に上がっているんですね〜。ほかのモッズ・バービーちゃんもそうなのかしら?
 

 

シーンで使ったテーブルは、100円ショップの木材です。
脚は、「エポキシクレイパテ マジックスカルプ」(アメリカ製、販売元:大阪プラスチックモデル)でつけました。プラモデルの部品やフィギュアを作るパテで、エポキシ系合成樹脂でできています。2剤を混ぜ合わせると、約6時間で硬化します。ボンドで脚をつけようと思うと、木材をちゃん直角に切らなきゃいけないんですが、管理人にはできません(笑)。このパテだと、切った面が少々いびつでも、硬化の途中で調整すれば、比較的垂直につけることができます。硬化後はカチカチになります。
買ったのは
こちら→その他→プラモ。便利だけど値段が高いのが難。
ラーメンのどんぶりは、100円ショップ「キャンドゥ」で見つけたプラスチックのじょうごを利用しました。左のような3点セットで、じょうごの下部を切り落とし(写真は切り落とした残り)、上のパテで底をつけました。
 
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