●ワンピースなど7  

 

さてさて、今日はとーーーーってもステキなお友達がやって来てくれました!
初代レディリカちゃんです。
身長は約26.5センチ。
髪の色は5色あるそうで、これはそのなかの「ビーナス」という色です。

化繊のワンピースです。
製図は雑誌『ミセスのスタイルブック』(文化出版局)のものをちょっと改良。
上身ごろとスカート部に分かれていて、上身ごろは前身ごろ、後ろ身ごろともバストからウエストにかけてダーツが入っています。

レディリカちゃんはとっても細かったんですね〜。
自分で作っておきながら、出来上がって着せたら、自分が考えていたラインとは全然違っていました(大汗)。
またレディリカちゃんは首が長い! それを考慮したデザインを考えないとダメですね。ネックレスをつけようかと思ったのですが、首の長さがわかりやすいようにわざとつけませんでした。

靴はちょっときつめですが、ジェニーちゃんのです。
(2009年10月2日)

 

初代レディリカちゃんは16歳の高校一年生(ほんとかっ?(笑))だそうです。それにしては色っぽい!
 
 

 

 

 

 

 



入手時。


修復後。
   
さてさて、このレディリカちゃん、Yahoo!オークションで中古を買ったのですが、中古だったものでいろいろ難点があり、修復にほんのすこし時間がかかってしまいました。  

 



入手時。
まず問題が目。不思議なことに顔の肌色、唇にはまったくといっていいほど退色が見られないのに、目はかなり特殊な状態になっていました。
写真ではわかりにくいのですが、目だけに高熱でもかかったのか、目の塗料が溶けて、シールのような状態になっていたのです。プラモデルをやる方は「デカール」という転写式シールをご存知でしょう。それとそっくり。しかもそれがヨレて貼られた状態と一緒。向かって左の黒目のなかの星の左上と左下が特にヨレのひどいところです。
また、目全体に汚れがかなり見られたのですが、この汚れがまた、シールの糊だけが残り、そこにほこりなどがついたのと同じ状態でものすごい粘り気がある。そこで洗面所でぬるま湯に洗濯石鹸(粉石けん)を溶かし、筆と楊枝でかなり時間をかけて取り除きました。しかし、目がシール状になっているため、きつくこするとシール(目)自体が取れてしまいそうだったので、向かって左目の汚れを取るのはやめ、アクリル絵の具で汚れの上から色を塗ることにしました。


修復後。
アクリル絵の具は「リキテックス」を使用。黒目の星がうまく描けません。まつげも描き足したのですが、ご覧のような状態です。
 
 


さて、次の問題(笑)は髪です。
髪の一部に抜けが見られ、またポニーテールを結った状態に、しっかり髪にクセがついていました。
シャンプー、リンスをしたら重力の力で下に落ちてまっすぐになるかと思ったのですが、これが落ちないんです!!!(笑)
それでクセ取りのために熱いお湯につけることに。
写真のように首だけ割り箸に指し、髪を3つに分けてタコ糸で縛り、プラスチックのボールにほぼ沸騰したお湯を入れて、逆さの状態(首が上)で1分半ぐらいつけました。
中古で顔の材質が劣化しているだろうと思ったので、髪だけつけて顔はつけないようにしました。
お湯につけたあと。なんとかポニーテール状のクセは取れましたが、髪が少ないので、このあと、植毛で増やしました。
ドールヘアはボークスの「ゴールド」を使用。元の髪とかなり近い色が見つかったのはラッキーでした。
抜けているところ、また元の髪と髪の間にもだいぶ植えました。所要3時間ぐらい。(管理人がやっている植毛方法は「クー(谷)ちゃん」参照)。
いちばん右上の写真が植毛もしたところです。
 
ところで、手、脚を抜いて見ると、ご覧のようになかの針金がすごい状態になっていました。
たぶん元の持ち主さんが幼稚園ぐらいのお子さんだったのでは? どうしたらこんな状態になれるのか?
針金は手、脚それぞれ、左右に分かれていて、真ん中のところで黒いゴムでつながっていたと思うのですが、それも引きちぎれています。
そのゴムの替わりになるいいものが見つからなかったので、手、脚の針金は抜いた状態にしています。

 

   
   
inserted by FC2 system