書籍(読んだ順。下のほうが新しいです)  
   
   
『お人形図鑑 思い出の昭和30〜40年代』
著者:たいらめぐみ
出版社:河出書房新社
2004年 1500円
全128ページ、うちカラーは約半分
縦約21センチ、横約14.5センチ
 お人形ごとに写真、データ、文章からなっていて、見やすく、わかりやすいです。文章は非常にヘタなのですが、そこはデータだけを拾い読みしていけばいいでしょう。
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『想い出のリカちゃん』
タケヤマ・ノリヤ編
出版社:河出書房新社
2003年 1400円
全128ページ、うちカラーは約半分
縦約21センチ、横約14センチ
 初代リカちゃんと2代目リカちゃんが写真で紹介されています。文章はほとんどありません。写真はどうやら、昔のカタログをそのまま流用しているようですが、今ではほとんど手に入りませんから、これはこれでいいでしょう。管理人は、Yahoo!オークションで出品があると、よくこの本を参考にしています(笑)。
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『リカちゃんと昭和のファッションドールたち』
著者:中村双葉
出版社:ネコ・パブリッシング
1997年(絶版) 3000円
全144ページ、うちカラーは半分強
縦約29センチ、横約21センチ
 書名のとおり、歴代リカちゃんのことで8割ぐらいが占められていますが、本の大きさが大きいので、掲載商品の数も多く、ところどころにほかのお人形の写真もかなり載っています。ただし、この本、管理人には退屈の一言でした。というのも、この本を読むには管理人はオバサンすぎる!!!(笑) これに尽きます。それとバービーちゃんのことが全然載っていないのはなぜ???
 2代目リカちゃん以降で育った方や今の若い方は大いに楽しめるでしょう。

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『Tammy and Her Family of Dolls Identification & Price Guide』
著者:John Axe 
出版社:Hobby House Press,Inc.
1995年 14.95US$ 
全128ページ、うちカラーは24ページ 
縦約23センチ、横約15センチ
 カラーページが非常に少ないのが惜しまれる。また、カラー、白黒含め、載っている写真は、おそらく大昔にどこかに掲載されたものをそのまま転用している模様。当時の写真技術、印刷技術の悪さがそのまま出ている。掲載されている当時の商品も数が少なく、ドレス名も載っていないものが多く、カタログとしては全然役に立たない。すでにタミーちゃんの本をいろいろ持っている人なら買ってもいいかも。
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『女の子に愛されたファッションドール大図鑑』
著者:純子セラフィーナ
出版社:同文書院
2000年(品切れ) 1500円
全160ページ、ほとんどカラー
縦約21センチ、横約14.5センチ
 この本は実に面白いです。表紙を見ると、軽い内容の本に見えるのですが、なかを開けると、おおっ!と思うほど学術的な誌面で、文章もしっかりしていて実に読みごたえがあります。写真付きでヨーロッパのお人形の豊富な紹介が多いのですが、興味がなくても、つい釣り込まれて熟読してしまいます。ちなみにシンディちゃんもちゃんと載っていました! 買って得した!!!と思わせる一冊です。
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『お人形事典 〜ファッションドール編〜』
著者:たいらめぐみ
出版社:グラフィック社
2004年 2500円
全247ページ、全ページカラー
縦約26センチ、横約13センチ
 1体ごとのお人形を、表ページに前から、裏ページに後ろから撮った写真を載せた、面白い作りの本。日本、世界のお人形129体が載っている。裏ページにはごく簡単な紹介の文もあり。文字通り、事典として役に立つでしょう。ただ、管理人が残念だったのは、「ファッションドール編」と銘うっているのだからしかたがないのですが、「リボンの騎士」「魔法のマコちゃん」「ベルサイユのばら」といった漫画や、ピンクレディーなど芸能人のキャラクター人形が載っていない点。→中のページを見る
『Barbie』
出版社:読売新聞社
1997年(たぶん絶版) 1500円
全130ページ、全ページカラー
縦約29センチ、横約22センチ
 書名は英語だが日本語本。1959年の発売から出版当時までのバービーちゃんを大まかに写真で紹介。文章はほとんどない。1976年までの古い時代のものが多く、また、今にいたるまでお人形だけで膨大な数のバービーちゃんが発売されてきているのだから、全部を載せるのは当然無理で、ここに載っているのはその何千分の一になるでしょう。バービーちゃん初心者の管理人には楽しかったです。→中のページを見る
『NOSTALGIC Barbie』
出版社:読売新聞社

1997年(たぶん絶版) 1500円
全130ページ、全ページカラー
縦約29センチ、横約22センチ
 書名は英語だが日本語本。1959年から1966年まで、いわゆる「ビンテージ」期のバービーちゃんを写真で紹介。文章はほぼドレスの解説に限られる。ケン君、スッキーパーちゃんのドレスも少しあり。最後にワンピース、チャイナドレス、スーツの3種類の型紙が載っている。→中のページを見る
『Twist Barbie』
出版社:読売新聞社
1999年(たぶん絶版)
1500円
全130ページ、全ページカラー
縦約29センチ、横約22センチ
 上記の2冊の第3弾。1967年〜1976年までの「モッズ期」と呼ばれる時代のバービーちゃんを紹介。『NOSTALGIC Barbie』と同様の本の作りで、また同様に、ドレスの紹介が中心。しかし後半3分の1は、モッズ期とは直接関係ない人形、インタビュー、型紙などのため、内容的にかなり薄い感じがする。
 それと、バービーちゃんのドレスに関心のある人、これからドレスのコレクションを始めてみたいという人には大いに参考になるかもという気はするのですが、管理人が非常に不満だったのが、モッズ期後半に発売されたバービーちゃんやお友達ドールが載っていないこと!! なぜ??? まあ、本は10年前に出版されたものだから仕方がないのかもしれませんが、インターネットで、日本、海外のコレクターさんサイト、ショップサイト、オークションサイトが見られ、素人でもいろいろな情報を得られるようになった今、そうした視点から見ると、内容がいかにも貧弱。
『リカちゃん 生まれます』
著者:小島康宏
出版社:集英社
2009年4月
1700円
全160ページ、内カラーは約30ページ
縦約19センチ、横約13センチ

初代リカちゃんの開発にたずさわった方が当時をつづった本。リカちゃんがどのようにして生まれたのか、当事者ならではの「秘話」と思い出にあふれている。カラーページには、リカちゃんの写真、ブックレット(商品についてくる製品カタログ)の一部などを掲載。
『リカちゃんBooK』
出版社:講談社
2009年6月
1600円
全200ページオールカラー
縦約15センチ、横約15センチ
リカちゃんの写真集。初代から4代目まで、基本的に1ページに1体、リカちゃんを掲載。各リカちゃんが着ているドレスはすべて発売年、名前入り。管理人はブックレットはひとつも持っていないので、とにかく眺めるのが楽しかったです! 惜しむらくは、ハウス、家具、小物などがほとんど載っていないこと。
『バービー・ファッション50年史』
著者:茅野裕城子、たいら めぐみ、関口泰宏
出版社:扶桑社
2009年3月
2381円
112ページ、巻末の数ページを除いてオールカラー
縦約26センチ、横約18センチ
最初の発売から現代までのバービーちゃんを紹介する、カタログ的写真集。写真がものすごくきれい! 人形とドレスが一緒の箱に入った製品、箱入りのドレスなど珍しい写真も多い。
しかし、この本で強く感じたのが、今まで製品が何百(千?)種類出ているかわからない分野のものを、薄い本1冊にまとめる難しさ!!! 完全なコレクターさんはもちろんこの本など買わないでしょう。まったくの初心者の人は、きれい!とかステキと言ってため息をつくと思います。問題が、少しあるいはある程度知っている人(管理人のことだ!(笑))。そういう人から見ると、知りたいこと、物が載っていなかった! 選択に偏りがあるんじゃない?!ということになってしまうと思います。
要するに、バービーちゃん初心者にお勧めの本です。
『Barbie THE FIRST 30 YEARS 1959 through 1989 and beyond IDENTIFICATION & VALUE GUIDE THIRD EDITION』
出版社:COLLECTOR BOOKS
著者:STEFANIE DEUTSCH、BETTINA DORFMANN
2008年9月
29.95USドル(2010年1月日本のAmazonで新品を購入。税込み2882円)
381ページ、オールカラー
縦約28.5センチ、横約22センチ
英語本。
管理人の英語力に間違いがなければ(笑)、2人のドイツ人バービー・コレクターさんによるカタログ的な写真集。

5〜115ページ…1959年から1989年まで、年毎に発売されたバービーちゃん、お友達ドールを紹介。ほとんどが箱入り写真。
116〜159ページ…1990年以降の主だった人形を紹介。すべて箱入り写真。
160〜172ページ…日本、世界各地の海外版バービーちゃんを紹介。日本のタカラ・バービーも載っている。ほとんどが箱入り写真。
173〜230ページ…海外版のドレスを紹介。ほとんどが人形がドレスを着た写真。
231〜300ページ…通常のドレスを紹介。同上。
301ページ以降…ドールケース、ハウス、家具、車などさまざまな商品。


381ページもあるため、とにかく重くて大きい本です!!

残念なのが、写真が古色蒼然としていておそろしく悪いこと!!!! 日本で言えば昭和初期レベル。おそらく写真は著者であるコレクターさんが撮ったものでしょう、箱のビニールに光が反射して中が見えない、なんて写真もあります。またすべての写真そのものが小さく、顔は1センチ以下。そのため、各人形の細かい顔のつくりはまったくもって判別不可能。
また、初期の人形は数が少なく、日本版ニュー・ミッヂ、サンサンフランシーなどは載っていません。

それと、バービーちゃんの製品て普通、「#○○○」というナンバーがつきませんか? ドレスの一部などには出ているものもありますが、多くはそのナンバーが出ていません。

しかし、外国版の人形、同じ商品名で箱も同じなのに中身の顔やドレスが違うなどの知識を得ることはできます。
初期以外の1989年までは年代ごとに、かなりの商品が網羅されているので、カタログ的使い方はできると思います。

なお、この本は、
THIRD EDITION(第3版)。第1版は95年、第2版は2003年に出ているようです。
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『The Ultimate Barbie Doll Book』
出版社:Krause publications
著者:Marcie Melillo
2004年7月
24.99USドル(2010年1月日本のAmazonで新品を購入。税込み2570円)
280ページオールカラー
縦約27センチ、横約21センチ
英語本。
1959年〜1995年までの、バービーちゃんとお友達ドールの顔写真と箱入り写真をひたすら載せた本。各人形には、髪の色とヘアスタイル、瞳やリップの色、モールド(顔型)、ドレス、手脚の形、生産国など、細かいデータも付いている。

ドレスはまったく載っていない。

171ページまでは、バービーちゃんとお友達ドールがドール別に年代順に並んでいる。
172ページからは、「シリーズ」のお人形たちがアルファベット順に、213ページからは、いろいろなストア限定のものがやはりアルファベット順に並ぶ。

とにかく全ページ、人形の顔と箱入り写真。

ただし、海外版の人形は載っていないので、日本版ニュー・ミッヂ、サンサンフランシー、管理人が買った「ヨーロッパ版モッズ・バービーちゃん」などは載っていない。

また、ところどころ、アメリカ版であっても、発売されているのに掲載がないものがあり、顔違い、髪の色違い、ドレス違いなど、別バージョンがあるものも掲載は無し。

顔写真は瞳の描き方など、細かいところを見るには小さすぎ。

管理人が思うに、年代ごとに各お人形のことを知りたければ、上記の『Barbie THE FIRST 30 YEARS 1959 through 1989 and beyond IDENTIFICATION & VALUE GUIDE THIRD EDITION』と一緒に買うのがいいのでは思いました。
上記の本は、写真は小さいが、網羅されている人形は多い。上記の本をまず見て、顔が知りたければ、この本を見る、というふうにすると便利だと思います。

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『Barbie大図鑑』
出版社:ネコ・パブリッシング
著者:中村双葉

1996年12月(たぶん絶版)
2500円(2010年2月日本のAmazonで中古を購入。税込み1961円。)
146ページ、約4分の3がカラー
縦約28センチ、横約21センチ

1959年から1996年までのバービーちゃんを豊富な写真で解説した本。つくりは、上記の、同じ著者の『リカちゃんと昭和のファッションドールたち』と似ている。

それぞれの時代のバービー、また日本製バービーである「タカラ・バービー」「マーバ・バービー」についても詳しい。
現代物であっても、アメリカ版と日本版の違いなど、購入の参考になる情報も豊富。「着物バービー」「トーキング・バービー」「雑誌『JJ』に登場したバービー」などコラム的な記事もグッド!!!

写真も、写真集のようにきれい過ぎず、実物を見ているようなカメラアングルがよいです。買うための参考には、こういう目線の写真がいいんですよね〜。

惜しいのが全ページカラーでない点と、人形に詳しい自分が無知な下々の者に教えてやるといったエラソーな文体(笑)。

バービーちゃんにまったくの初心者の人は、内容が豊富すぎて、かえってわけがわからなくなるかも。少しバービーちゃんのことがわかってきてもっと知りたい!という人には最適だと思います。
『Barbie Doll Photo Album』
出版社:Collector Books
著者:J. Michael Augustyniak
2010年3月
29.95ドル(2010年3月日本のAmazonで新品を購入。2499円)
446ページ、オールカラー
縦約29センチ、横約22センチ


英語本。今年出た新刊です。著者はアメリカの男性コレクターさん。

1959年〜2009年までの各年に出たバービーちゃんと、ボーイフレンド、ガールフレンド、家族などを箱入り写真と顔写真で、年ごとに紹介。ドレスはまったく載っていません。
写真は色がかなり悪いです。

各年は、1ページから8ページぐらいで、年代があとになるほどその年のページ数が多くなります。

各ページに載っている箱入り人形数はページごとに違い、1体〜10対ぐらいです。つまりその年の人形がすべて載っているわけでは全然ありません。
顔写真は、縦6センチ、横4.5センチの楕円形。箱から出した写真なので、まあまあ顔はわかりますが、すべての箱入り人形の顔が載っているとは限りません。

しかしこの本、買う意味があるかなと思いました。
もちろん、膨大な製品が出ているバービーちゃんを全部載せようと思ったら、数冊の百科事典になってしまいます。それはわかるのですが、問題がセレクト。特に、1990年以降です。1990年以降、バービーちゃんは大人向けの製品がいろいろなシリーズによって発売されています。それなのに、1990年以降で掲載されているのは子供向けの製品が中心。子供はこの本なんて買わないですよね。もし、1990年以降の製品のことを知りたかったら、ネットショップやコレクターさんのサイトを見たほうがよほど有用だと思いました。
1990年以前なら、上の上の上と、上の上の英語本がお勧め。

あと、日本人が困るのが、商品名が、各ページの下に文章によって紹介されている点。商品名が文章のなかに埋もれているため、英語を読んでいかないと、掲載されいる商品名がわかりません!!!

買ったけど、管理人はこの本をあまり見ることはないと思います(笑)。
   
   
   
   
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