●縮小、空洞化する千葉の繁華街 「千葉市中央部の空洞化」で書きましたように、千葉市の繁華街は、以前は、JR千葉駅前から「扇屋ジャスコ」まで広がっていましたが、「扇屋ジャスコ」「セントラルプラザ」「メディアバレー」「ダイエー千葉店」などが次々と閉店してしまったため、縮小の一途をたどっています。 現在、賑わいがあるのは、千葉駅前から「千葉パルコ」まで。かつてあれほど人があふれた「セントラルプラザ」周辺は、文字通り「灯が消えたよう」で、「千葉銀座」通りにあった「マクドナルド」も2003年11月ごろ、とうとう閉店してしまいました。今、「セントラルプラザ」周辺を歩いても、かつてここが繁華街であったことを思わせるものはなにも残っていません。 また、商業施設が次々と閉店したため、買物が実に不便になっています。閉店した商店に変わる店舗がやってこないため、ほかの町や郊外に買物に行かざるをえず、消費者の流出により、「セントラルプラザ」周囲が空洞化しただけでなく、千葉市の繁華街全体が空洞化しているといっていいでしょう。 以下は、「セントラルプラザ」などが閉店したため、不便になった買物の状況です。 ・パソコン関係書籍…「メディアバレー」の閉店による。 ・台所用品、肌着などの日常衣料品…「ダイエー千葉店」の閉店による。 ・婦人中年向け衣料…「セントラルプラザ」の閉店による。 また、右の表は、筆者が気づいた範囲での、千葉市中心部の繁華街にない商店などです。 必要なものを買える店舗は閉店し、魅力ある店舗もやってこない、これが今の千葉市中心部の繁華街の状況です。 筆者も最近は、食料品、書籍、文房具など、日常に必要な最低限の物を買うだけで、衣料品、化粧品などを買いたい場合は、ほかの町に出かけるようになりました。 船橋の東武百貨店が2003年10月大幅リニューアル、JR津田沼駅そばには、同じ10月、「イオン津田沼ショッピングセンター」がオープンしたことなども買い物客の流出に拍車をかけているようです。 |
●千葉市中心部の繁華街にない店舗など。右側はそれがある他の町の場所(一部)。★はかつてはあったが撤退したもの。
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