手作りヘッド&ドレス
   
●刑事コロンボ(ピーター・フォークさん)  

 

粘土「スーパー・スカルピー」で作ったヘッド(頭部)と綿製の衣装です。

ボディは、ドラゴン・モデル社のものをそのまま使用しています。

衣装の製図はすべて、『文化ファッション講座 男子服』(文化出版局)(「レゴラスくん2」参照)を使用し、改良しましが、管理人は雰囲気さえ出せればいい、という人間なので、本当に適当に作っています。

ワイシャツは首の太さ、袖の長さ、肘から下の太さが全然足りなかったので、大幅に修正。
コートも同様に修正。ポケットは例によってインチキで、蓋だけ縫い付けています。ボタンはラッカーで着色。
ネクタイはサテンで適当に作り、リボンで後ろで結ぶようになっています。
ズボンは丈の長さだけを短くしました。ベルトは合成皮革のリボンで、バックルは普通のクリップをカットし曲げて、適当に作っています。

なお、ドラマでは本当はコートの下に背広を着ているのですが、今回は作るのが面倒だったのと、ズボンの生地を色優先で選んだため、非常に厚く、背広の襟を作るのは無理だと判断して作りませんでした。

靴は、茶色の靴が手に入りにくいので、ドラゴン・モデル社の茶色のブーツで代用。
(2009年3月21日以下同)

 

 
ヘッド制作は、ビデオなどを見ているときりがないので、ビデオのパッケージの写真、ネットで探した画像など、5種類ぐらいを見ながら作りました。
もちろん要所要所は先生の指導で作製。
塗装も先生に教えていただきながらやりました。
初めてなので、粘土の表面を滑らかにするのが非常に難しく、細かい凹凸がたくさんある状態です。
 
 
顔を小さく作るのも難しく、既製のフィギュアと較べるとだいぶ大きいです。右はトニー・レオンさん。
こうやって既製品と並べると、アラがハッキリしますね〜〜〜。

 

 

 

粘土を焼いた状態です。

スーパー・スカルピーを焼く方法は、オーブントースターで焼くなど、いろいろ研究されているようです。
教室では、「ホットエアガン」というのを使っています(「手作りヘッドについて」参照)。

今回の塗装は、不透明アクリル系絵具「アクリルガッシュ」(
ターナー色彩)を使用しました。
この絵具を塗る前に、下地の「ジェッソ」(ホルベイン工業)というのを塗ってまず真っ白な状態に。
そのあと、アクリルガッシュを塗っていきましたが、アクリルガッシュは強烈にマット(艶なし)。お化粧で顔に塗ったファンデーションが顔の乾燥でガビガビに乾いてしまった状態(笑)に似ています。あまりにマットなので、乾いたあと、髪の部分はティッシュ・ペーパーで、顔は綿棒でこすりました。こうするといくぶん艶が出ますが、絵具の濃さ、厚さなどで艶が不均衡なのが難点です。
 
ドラゴン・モデル社のボディに「エポパ PRO−L 超軽量タイプ」(GSIクレオス)でヘッドを取りつけたところです。

 

●コロンボさ〜ん
 今の若い方は、「刑事コロンボ」と言ってもなんなのかご存知ないと思いますが、筆者ぐらいの年齢の人間にとっては、忘れられないテレビドラマです。70年代、本国のアメリカ、そして日本で大ヒットしました。
特に管理人は推理小説、ドラマが大好きなのでよけいです。
 実は、コロンボさんのフィギュアは、着せ替え人形、フィギュアに興味を持つずっと前からほしかったのです。しかし、今なら人気映画やドラマのキャラクターのフィギュア化というのはよくあることですが、このドラマがヒットしたのは70年代です。当時はフィギュアというもの自体が一般的なものではなかったのでしょう。したがってコロンボさんの既製品のフィギュアというのは存在しないようです。
 最初は、既製のヘッドを利用して自分で目などの描き換えができないかとアメリカなどのオークションサイトまで見てヘッドを探したのですが、なにせコロンボさんは、「ゆるい」顔です。ミリタリーフィギュアなどには、そもそもコロンボさんになりそうな輪郭のヘッドがありません。表情もどれも険しい顔をしています。
 それで記念すべき(笑)第一作はコロンボさんにしました。

 

   
   
inserted by FC2 system