●さて、新しいお友達の登場です。映画『OO7』でジェームス・ボンドを演じたピアース・ブロスナンさんのフィギュアです。 綿製の背広とズボンです。 ワイシャツは「レゴラスくん3」の流用です。 背広は、『文化ファッション講座 男子服』(文化出版局)(「レゴラスくん2」参照)の「カジュアルジャケット」を、首周りをわずかに広げた以外、そのまま利用しました。あまり格好をつたラインだと、まんまボンドになってしまうし、がっしりした中年体型(笑)ですから、それに合わせ、ゆとりのあるラインのものにしました。袖のカフスをつけたかったのですが、手がものすごく大きくて、つけてしまうと手が出ないため省略。 ズボンは同じ本の「スリムパンツ」をそのまま利用。なお、すそが細いので、足首の動かないレゴラス君やケン君はこのズボンは入りません。(2008年5月9日以下同) |
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●以下は、縫製、製図に興味のある方向け。 最初は、男性服は作るつもりはなかったんです。ところが、ケン君の既製服というのはわずかしか出ておらず、しかも最近は、高校生と思われる若すぎるファッションばかり。それでやむなく作ることに。 やってみて疲れました…(笑)。本物の服でも、背広はよほど縫製技術を持った人しか作りませんよね。まず製図は、最初は気づかなかったんですが(汗)、前身ごろと後ろ身ごろの肩幅の長さがちがってるんです。たぶん、「いせ込み」というのをするからでしょう。もちろん管理人はそんなことはしてません。 おまけに、後ろ身ごろは2つの部品、脇身ごろもあり、袖は2つの部品から成る二枚袖です。裁断が終わるまででも結構時間がかかります(笑)。 ズボンもそうですが、ポケットなどは当然省略。上のポケットはインチキで、蓋だけつけたものです。裏地もつけていません。 |
あと、人形の首が太い! 写真が悪くて見えませんが、製図をほとんど修正はしていないので、襟ぐりが後ろに引っ張られ、肩の部分にしわがよってしまいました。肩パットを入れていないせいもあると思います。肩パットはキルト綿などで作れると思いますが、当然省略です(笑)。 ただ、人間用の製図がほぼそのまま使えるとわかったのは収穫でした。男性人形のほうが女性のより、デフォルメが少ないからでしょうか。 それと、このフィギュアは、ボディのいろいろな部分が動き過ぎて、サイズを見るのに着せるたびに布がクシャクシャに。服作りが好きな人間に、こういうフィギュアは不向きなことも痛感しました。 |
街角の片隅で、顔を隠すようにして女が立っている。 |
すると、サングラスをかけた柄の悪い(笑)男が…。 「待たせたね」 「よかった、待ってたのよ」 |
「例のものは手に入った?」 「もちろんだ。この通り」 「しまって。見つかるとまずいわ」 |
そこへ、 「おねえちゃ〜ん、お待たせ〜!」 ケリーちゃんが元気よく登場。 |
「よかったケリー、ちゃんと来られたのね」 「うん! 大丈夫〜。あ、ブロスナンさん、こんにちは〜!」 「ケリーちゃん、久しぶりだね」 「さ、ケリー、約束どおりチョコレートパフェを食べに行きましょう」 「うれし〜い!」 |
「わ〜い! チョコレートパフェ!」 「ゆっくり食べるのよ」 「うん!」 |
「ご馳走さま〜!」 「ケリーちゃん、今日は君にプレゼントがあるんだ。ディズニー映画の試写会のチケットだよ。これがあれば、映画館より早く見られるんだ」 「すご〜い! ケリー早く見たかったの〜」 「ケリー、ブロスナンさんによくお礼を言いましょうね。ケリーのために取ってくれたのよ」 「うん! ブロスナンさん、ありがとう〜!」 バービーちゃんが顔を背けていたのは、有名なモデルさんで、皆に気づかれたくなかったため。サングラスは、白人だから、目が日光に弱いんです(笑)。本当はバービーちゃんにもかけさせたかったんですが、サングラスが1個しかなかったんです。 ※007のジェームス・ボンド登場ですから、ちょっと遊んでみました(汗)。チョコレートパフェは、リーメント「3時のおやつ」の「チョコレートパフェ」。サングラスはジェニーちゃんのです。バービーちゃんのカツラは、「ミス・バービーちゃん6」を見てください。 |
「ゴールデンアイ ピアース・ブロスナン アズ ジェームス・ボンドGOLDENEYE Pierce Brosnan as James Bond」です。アメリカのサイドショーSideshow社製。2004年。買ったのはこちら。 バービーちゃんのボーイフレンドになる人形をずっと探していました。現行のケン君は顔が幼すぎて、役不足。しかし、男性の着せ替え人形は限られています。 本当は、「フィギュア」はボディがガイコツのようでグロテスクで好きでないのですが、背に腹は替えられません。しかし、ミリタリー・フィギュアというのはどうも顔が怖すぎ(笑)。映画スターのものといっても、管理人、映画はまったく見ない人間で、「スター・ウォーズ」さえ見たことがなく、俳優の名前言われたってどれも知りません(笑)。唯一、わかりそうだったのが「OO7」。ピアース・ブロスナンさんだったらバービーちゃんに不足なし! やっぱり男は顔だ!(←アホ!)ということでこのフィギュアにしました。本当は、同じサイドショー社から、灰色の背広を着た「ピアース・ブロスナン アズ ジェームス・ボンド レガシー・コレクションLEGACY Collection」というのがほしかったんですが、どこも売り切れでした。 顔はかなり黒いです(笑)。プラスチックのはずですが、なんか木彫りの人形みたい(笑)。そのせいか、健康的な日焼けではなく、ジャングルのゲリラ戦でお疲れ、みたいな顔色になっています。 見る角度によっては似ていると思います(爆)。 背はレゴラス君とほぼ同じ。 |
これが買ったときの服装です。 ほかに、腕時計、銃、ピストル(笑)、地雷みたいなのと、あと、何かわからないもの1個がついてます。 また、手は銃を構えるときの形になっていて(笑)、買ったショップに問い合わせてみたのですが、手は取り外しができないようです。 |
これがボディです。 腕は付け根が前後にも動きます。 自立は、足首にストッパーみたいなものがないか見てみたのですが、無いようで、あまりに動きやす過ぎて、よほどバランスを取ったポーズ以外、できません。いくらいろいろなポーズが取れても、自立できないんじゃあ。 それと上にも書いたのですが、いろいろな部分が動きやすすぎて、服を着せようとすると、服がクシャクシャになってしまいます。少しおとなしくしろ!って言いたくなります。 やはり着せ替え人形には、レゴラス君ぐらいの可動性がいいなと思いました。 |
バービーちゃんと並べてみました。お似合いでしょうか?(笑) |