ベルギー旅行10 (2010年10月20日〜28日)
ベルギー旅行の準備  

 

●衣類と靴とバッグとその他  
 さて、旅をしたのは10月下旬ですが、あったほうがいいと思ったのが、手袋
 朝が非常に寒く、日本で手袋まで気が回らなかったので、現地で購入しましたが、手袋って結構見つけにくいんですよね〜。普通の衣料品店には手袋までは置いていないので、探すのに結構時間を取られました。

 それと、霧雨のようなのが実によく降りました。降ってはやみ降ってはやみを1日10回ぐらい繰り返したときがありました。しかし、傘までは必要ありません。いいと思ったのが、ジャケットなどについているフード、または帽子です! 管理人は夜、サッカー観戦ということでダウンジャケットを着ていきましたが、本来はフードもついているんです。でも日本では必要ないので、はずしたままでした。フードをつけていけばよかったと実感しました。

 石畳が多いので、靴はウォーキングシューズのように歩きやすいもの。
 管理人は、ヒールの低いウエッジソールのものをはいて行ったのですが、甲を覆う形ではなくハイヒールのように甲がえぐれた形。しかし、やはりこれは失敗で、半日で歩きにくさを痛感。それで現地で、甲を覆うスリッポンタイプのウォーキングシューズを購入しました!

 もし鉄道をたびたび利用する人は、キャリーバッグは向きません。身長が180pぐらいあって、腕力に自身のある男性は問題ないと思いますが、なにせ、駅のホームと車両の高さの落差がすごいので、キャリーバッグだとひっぱりあげるのに一苦労です! リュックのようにしょえるものや肩に担げるもの、あるいは、ボストンバッグに車輪と取っ手がついているキャリーボストン、ボストンキャリーなどと呼ばれるバッグがいいのではないかと思いました。また、キャリーバッグは車内でも場所を取ってしまいます。
 それと、夏は問題ないと思うのですが、秋、冬は電気ポットコップ! きっとランクの高いホテルだと電気ポットはあるとは思うのですが、管理人が泊まったホテルにはありませんでした。観光で疲れて帰ってきたときはやはりコーヒー、紅茶、お茶が飲みたい! ベルギーは幸い、水道水が飲めるそう。それで洗面所で熱いお湯を出し、持って行ったコップでインスタントコーヒーなどを作りましたが、やはり熱々のお湯ではありません。それでも温かいものが飲めたのはよかったです。もし水道水が飲めなかったら非常にきつかったと思います。
 電気ポットではなく、旅行用の「クッキングヒーター」などと呼ばれ、コップの水に金属のコイルを入れて沸かす電気製品もあります。(
こちら→湯沸し器、炊飯器)

 電池。ベルギーは日本と違ってコンビニエンスストアがありません。ほかのものもそうですが、探すのにかなり時間を取られます。駅にはキオスクのようなものがありますが、普通の店と較べて相当割高なようです。日本で普及してきている充電池、充電池機は、向こうの電圧に対応したものがあるので、それを持っていくのも手です。
 
 ベルギーは駅などにこちらの出口を出るとどこへ行けるという表示がありません。駅に着いても、どっちが北なのか南なのかわかんないんです。もし気になる人は方位磁石(笑)があると助かると思います。

 

 

 

●トラムのなかで財布をスラれる!  
 さてさて、「ベルギー7」でもちょっと書いたのですが、なんと管理人、最終日にブリュッセルのトラムのなかでみごとに財布をスラれました。

 旅行に当たっては、パスポート携帯のときは胴巻きに入れる、パスポートのコピーや、日本大使館やクレジットカード紛失時の電話番号などなどを用意し、クレジットカード、シティバンクのキャッシュカード、日本円現金などは、どれかを盗られてもほかで間に合うよう分けて持つなど、いろいろ準備をしたのに、意外なところでやられました。

 状況はこうです。
 トラムに乗ろうと思い小銭だけ出し、小銭を手に持って乗車。朝10時少し前ということで車内はぎゅうぎゅうではありませんが、結構混んでいました。車内では真ん中へんに乗り、片手でコインを握り、もう片方の手で縦のポールにつかまっていました。すると、日本だと、なるべく身体が接触しないように空間を保つのに、すぐそばの女性はそれをしない。これが相手が男性だったら、自分から身体を離したと思うのですが、周りはみな女性なので、こっちの人はこういう乗り方なのかなと気にしなかったのです。
 2駅ぐらいで、ビジネス街に着いたのか、車内がどっとすきました。
 トラムには車掌がいるとガイドブックには出ていたのですがいないので、運転手からチケットを買い、ほっとして椅子に座って、ふと斜めがけにしたポシェットを見ると、チャックが開いているのです!!!!!
 その瞬間は、スリに遭ったとは思いませんでした。財布をポシェットに戻すとき、落としたのかと思ったのです。乗った入り口まで床を見てみましたが当然ありません。で、ポシェットを再度見ると、財布の横に入れておいたユーロ現金の入った封筒も無くなっており、ようやくスリにやられたことを悟りました。
 今考えると、不自然に身体をくっつけていたあの女性です!!! それしか考えられません。相手は女性だし、OLには見えませんでしたが、普通の女性に見えたので、すっかり油断していたのです!!! 切符を買わなければと、そっちのほうに気を取られていたというのもあります。
 封筒には大きな紙幣を入れていて、財布には小額紙幣と小銭でしたが、封筒のほうまで盗っていった腕前(笑)を見ると、相手はプロかもしれません(笑)。乗ったトラムは観光名所が並ぶ通りを通るので、カモが乗ってくるのを待っていたのかもしれません。こちらは東洋人だし、キョトキョトしているから、一目で観光客だとわかったのでしょう。
 いくら外国でも、やはり不自然なものは不自然。あの時点でスリだと気づくべきだったのです!!!
 不幸中の幸いで、現金はすっかり無くなってしまいましたが、しょったリュックに入れていたクレジットカードとシティバンクのキャッシュカードは無事。
 また、ポシェットに入れていた、ホテルで鍵をもらう厚紙のカードも無事でした。泊まったホテルでは、外出のさい、鍵をフロントに預け、帰ったときにカードと引き換えに鍵をもらうのです。カードにはホテル名が印刷され、部屋番号は手書きで書いてあります。もし、このカードまで盗られていたら、管理人に化けた犯人が鍵を受け取り、部屋にあったパスポート入りのバッグも盗られていたかもしれません。白人が化けたら、フロントに気づかれたかもしれませんが、東洋人が化けたら、フロントは見抜けないでしょう。

 で、教訓。
 外出のさい、現金は2箇所に分けて持ちましょう。出かけた場所によっては、現金がないとホテルまで戻れないことがあります。以前、海外旅行したとき、ある男性は、紙幣を靴下に入れていると言っていました。
 鍵を持って外出してよい場合は万一に備え、ホテルの電話番号を書いたものと公衆電話で使える小銭を用意しておきましょう。公衆電話の使い方もあらかじめガイドブックでよく読んでおきましょう(笑)。一刻も早くホテルに連絡をする必要がありますから、警察があったら、迷わず駆け込むのがよいと思います。もし帰国の前日にパスポートを盗られたりすると、再発行が間に合わず、帰国便に乗れないかもしれません。
 それと最初に書いたように、警戒しているときにはやられず、予期せぬところでやられるものです。皆さんはくれぐれもご注意を!
 

 

   
   
   
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