ベルギー旅行6 (2010年10月20日〜28日)
10月25日(月) オステンド、ブルージュ観光

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●ドーバー海峡に面したオステンドへ  
 さて今日は、まずはドーバー海峡に面したオステンドを観光しました。
 ブリュッセル北駅から列車に乗車。しかし、総合案内板を見ると、列車は朝、9時前後の発車だというのに、どの列車もすでに20分ぐらい遅れています(笑)。ホームで遅れた列車を待っている間、アナウンスのあと、リュックをしょった若い男の子ばかりの一団が「おお〜!」とか言って、別のホームに移動。すわ、番線変更かとあせったのですが、ほかの乗客は動く気配がないし、掲示板も変わらないので、そのまま待つとすぐに列車は来ました。あせって行動しないほうがいいようです。
 切符は前日に往復券を購入。奮発して1等車にしました。ちなみに駅の窓口で「ファースト・クラス」の発音が通じず、紙に書きました。
 ブリュッセル南駅を過ぎると、車内はガラガラ。
 オステンドまでは1時間ちょっと。途中の停車駅は、ゲント(Gent-Sint-Pieters)、ブルージュ。景色は特筆するものがありません(笑)。家の形が違うだけで、日本とほとんど変わらない、ひたすら平坦な農村風景です。でも、車窓を眺めていたらあっという間に到着です。
 ところで、なぜオステンドに行こうかと思ったかというと、ここがユーラシア大陸の西のふちだから。下の地図のように、今まで、東側の海に面したところはいろいろ行きましたが、ヨーロッパは初めてですから、当然、西のふちも初めてです。
 ユーラシア大陸の最西端は、ポルトガルのロカ岬というところだそう。そこにもいつか行ってみたいですね。

 

 


ブリュッセル―オステンドの往復切符。フランス語表記。
 
オステンド駅。
 
ここは行き止まりの駅です。
写真左の壁に、紙に書かれた1日すべての時刻表あり。
 
 
乗ってきた列車です。
 
これが駅舎。立派です〜。
 
駅を左に出て、少し前方に歩くと左手に見える聖ピーター&ポール教会。前にあるのは観覧車です。
 
 
横を通り、振り返ったところ。
 
駅から見て、教会の裏手にあるのがメインストリート。地元の人でにぎわっていました。
ここをまっすぐ行くと海に出ます。
 
うわぁ〜、海だ〜〜、ドーバー海峡だ〜〜!!!
オステンドはヨーロッパ有数の大ビーチリゾート地だそうです。
でも、北海道よりずっとずっと北にあるんですよね〜。
夏は暑いんでしょうか? 海流の関係なのかしら??
 
 
砂は非常にきれいです。もしかして、リゾート地としての価値を保つために、ここのものではない砂を敷いているのかもと思いました。
 
 
 
海に面し、ものすごい数のホテルやらリゾートマンションらしいのやらが壁のようにずら〜〜と連なっています。
季節はずれですが、カップルや家族連れが結構歩いていました。
 
 
ここはカジノ。でも季節はずれなので休みのようでした。
 
駅から教会のほうに曲がらず、そのまま進行方向に進んだところには、海沿いにいろいろなものがありました。これはクルーズ船らしいです。
 
魚などの市場もありましたが、この日は1軒だけが営業。
 
小さな水族館もあり。
 
これはシーフードの屋台。
 
右に下がっているのは、スルメだったか干した魚だったか。
 
海老やら、カニかまぼこみたいのやら、ものすごい種類豊富です。
 
 
 
 
上は魚のナゲットみたいなもの。下はカニかまぼこみたいのやスモークサーモンです。
ひとつ4ユーロだったような気がします。
 
オステンドからブルージュまでの列車車内。

ところで、ブリュッセルからオステンドまでの往復券を買ったのですが、ブルージュで下車したくなりました。オステンドの窓口で聞くと、往復券でも途中下車はできないので、オステンド―ブルージュの切符を改めて購入。そうすると、ブルージュからブリュッセルまで、往復券が使えるそうです。

 



オステンド―ブルージュの切符。

 

●ブルージュ観光  
 さて、次はブルージュ観光です。
 ブルージュは中世まで、北海と水路で結ばれていたので、商業の町としてものすごく繁栄したのですが、その後水路に泥がたまり、船が運航できなくなったため、衰退。
 そのため、水路がめぐる当時の中世の町並みがそのままの形で残ったそう。世界遺産に指定されており、古都ブルージュ、死都ブルージュなどと言われているそうです。
 で、行ってみたのですが、とにかくこの日はすんごい数の観光客でした。向こうは陸続きですから、どこかにツアー用のバスを停め、それから降りてきた、ヨーロッパのほかの国の観光客だと思います。ヨーロッパにも、「格安! バスでめぐるベルギーの世界遺産」なんてものがあるのでしょうか???(爆) ベルギーは祝日ではないはずですが、よその国は休日だったのかしら? 観光馬車や水路をめぐる船に順番待ちの行列ができています。
 とにかく、「京都に、しっとりした古都の風情を求めて行ったはいいが、押し寄せた観光客でもみくちゃになった」というような状況を想像していただければ間違いありません。
 今の季節にこんな人出なのですから、夏休みなどはどうなるのかと思いました。
 でも、観光客が歩く道は決まっていて、そこをはずれると、人っ子一人いない、本当に時の止まったような細い道がたくさんあります。

 なお、駅から古都としての町並みに入るには、駅付近からだと細い細い道が2箇所しかありません。管理人は最初それに気づかず、町の中心であるMarkt(広場)に着くまで、45分ぐらいかかってしまいました。順調に行けば20分ぐらいです。
 また、修道院などは、本来は観光名所ではないので、何の標識も出ていないことがあり、道に迷いやすいです。いちばん高い建物はMarktにある鐘楼なのですが、町に入ってしまうとそれは見えず、聖母教会、救世主大聖堂が目印になります。
 下に地図を載せましたので、参考にされてください。でも、迷っても、広い町ではありませんから、いつかMarktにたどり着けるはずです。迷って入った静かな道を歩くのもまたいいものだと思います。

 



赤のA、Bが駅から古都に入る入り口の道。まず駅を背に目の前の広場のいちばん右をまっすぐ進み、大通り(R30)に出る。この道はものすごい数の車やトラックがびゅんびゅん走っている。通りを渡り(へは左に行くと手前に横断歩道あり)、左右どちらかの入り口へ。は、めったなことはないと思うが、うっそうとした林の中の小さな橋なので、女性はいやな気がするかも。最初はから入ったほうがいいかも。
を入った場合、途中の標識で右手に曲がり、A1の道へ。右側はレンガの建物が並ぶ。突き当たったら、左に曲がる。曲がったところがベギン会修道院(a:表札や標識などは出ていない)。ここからは、A2A3の道を進む。bは目印になる日本料理店「TANUKI」。が聖母教会。ここを過ぎたら、右に曲がると、広場のほうに行ける。
は小さな赤い橋なので、渡ったら、すぐ左手に。bの橋を渡ったら、右に折れ、ベギン会修道院へ進む。
a,b,cは景色のいい橋なので、必見。
zは静かで風情があるが、この道を行くと絶対迷う(笑。筆者が進んでしまった道)。
なお、駅出口横にインフォメーションセンターがあり、0.5ユーロで地図が買える。

 
ここがの入り口を入ったところ。
左にはペンション風のホテルが並ぶ。
 
の入り口を少し進むとある標識。ここを右手に。
 
の入り口となる橋。
管理人が通ったときは、大通り側に観光バスらしいのが4台停まっていました。
 
ベギン会修道院そばの橋からの眺め。この辺は観光客がいっぱい。中央の塔が聖母教会。
 
同上。
 
同上。
 
同上。
 
aの橋からの眺め。中央の塔が聖母教会。
 
bの橋からの眺め。
 
A2の道から見た救世主大聖堂。
 
日本料理店「TANUKI」。
 
zの道。高い塔が救世主大聖堂。
 
人っ子一人歩いていない道。
 
「TANUKI」を過ぎたあたり。灰色の尖塔が聖母教会。
 
水路沿いの風景。
 
同上。
 
聖母教会。駅から来ると右手。
 
聖母教会を過ぎ右に曲がりまっすぐ進む。この橋を渡るとMarkt。
 
上の写真から、来た方向を振り返る。尖塔が聖母教会。
 
観光の中心地Markt。
 
広場にある鐘楼。
この鐘楼は町に入ってしまうと意外にも見えない。
 
鐘楼。
 
Marktの東側にある市庁舎。
 
市庁舎右手の聖血礼拝堂。
 
Marktから救世主大聖堂への道。
 
救世主大聖堂。

 

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