ベルギー旅行1 (2010年10月20日〜28日)
10月20日(水) 日本→ベルギー                        次ページへ   

 

●日本からの直行便が無い!(笑)  
 さてさて、実は管理人、今回が初めてのヨーロッパ旅行! 50歳を過ぎ、やっとヨーロッパ初上陸を試みたわけですが、いざ、格安航空券を探すにあたって初めて知ったのですが、日本からベルギーへは直行便が無かったんです〜〜〜〜! うんにゃあ〜、ほんまかいな〜〜〜〜?!(笑。本当です) それで、ベルギーに入るには、ヨーロッパのほかの都市で乗り換えをするより仕方がないということがわかりました。
 格安航空券を扱う旅行会社でいろいろ、なるべく安くと調べてもらったんですが、意外にもなかなか席に空きが無く、ルフトハンザドイツ航空で、ドイツフランクフルトで乗り換え、ベルギーの首都ブリュッセルへ入ることとなりました。
 成田空港からフランクフルトまで11時間20分! フランクフルトからブリュッセルまで約40分。なかなかの長旅です〜〜〜!
 成田出発は午前9時35分! 管理人の家は千葉市で、成田空港へは東京・新宿へ行くより近いのですが(笑)、それでも寝過ごさないように、目覚ましを3つかけました〜。
 新潟上空から日本海に抜け、ドイツ近くまではロシアの上空を飛ぶのですが、ロシアといっても、北極海に面した、いちばん北側のふちを飛んだという感じで、機内で示された下界の都市の名前を見ても、知らないところばっかり! 
 なお、おやつとして、コンビニで売っているようなおにぎりが出ました。
 ロシアを過ぎると、スウェーデンのストックホルム、デンマークのコペンハーゲン上空などを通過し、無事、フランクフルト到着!!! 
 なお、それまではずっと雲の上だったのですが、地上に近づくと雲は消え、突然、フランクフルトの高層ビル、幕張メッセのような建物、京都タワーのようなタワーなどが見え、フランクフルトってなかなかの大都市(?)のようだと思いました。

 

●超複雑なフランクフルト空港  
 フランクフルト到着後は、ブリュッセル行きに乗り換えるのですが、フランクフルト空港は巨大で、超複雑でした!!!
 到着したのはB28ターミナル。ブリュッセル行きはA38ターミナルということだったのですが、着いて掲示板を見てみるとA22。
 順路に従って進むと、まず「入国審査」に当たるものが行われます。「ベルギーへ行くのに、ドイツの入国審査???」と思って、後ろに並んでいた日本人の男性の方に聞いてみると、これは「ドイツ入国」ではなく「EU(ヨーロッパ連合)入国」にあたるそうです。なるほど〜〜〜。
 で、パスポートにハンコが押されると、今度は次に乗る便の手荷物検査が行われます。テロ防止のためでしょうか、かなり厳密です。
 で、ここからが大変!!! 順路に従うと、突然前方が行き止まりになっており、今度は左手の、日本だったらとても人が乗るためのものとは思われない、荷物を運ぶためのようなエレベーターで「U1」階(だったと思います)に降ります。エレベーターは2機だったか3機しかなく、このエレベーターに気づかない人は、「ここからどうすればいいの???」とパニックになるかも。そば
にいた日本人のオジサンも「複雑だね〜〜!」とため息をついておりました。で、エレベーターを降りると、今度はまたしても、人間が歩く場所とは思われない、超無機質な長〜〜〜い通路があり、動く歩道に乗って、ひたすら前進! これを過ぎると再びエレベーターに乗って、今度は2階へ。
 エレベーターを出ると、そこがAターミナル。たくさんの人が行きかっていて、やっと空港らしい華やかな場所に出ました。
 不気味なエレベーターと動く歩道の写真をぜひ撮りたかったのですが、時間の余裕が無く、撮れなくて非常に残念です。
 皆さんも焦らないでください。順路に従えば必ず到達できるはずです。

 

フランクフルト空港。Aターミナルからの眺め。
 
ブリュッセル行きのゲート近くにあった無料のコーヒー、紅茶サービス。ただし、表記はドイツ語のみ!(笑) 書いてあることがわからないので、そばでドイツ人の人が来るまで待ち、ほしいものを教えてもらいました。
 
スモーキング・ブース。結構頻繁に見かけました。
 
EUで初めての買い物。オレンジジュース。3.5ユーロ。味は日本人にはビミョー(笑)。

 

 

●ブリュッセル着  
 さて、1時間以上離陸時刻が遅れたのですが、わずか32分の飛行で16時52分、ブリュッセル着! 
 ヨーロッパって、わずかな時間で隣の国に行けるんですね〜〜。島国の日本とはやはり大違いですね〜〜。飛行時間が短いですから、当然食事は出ず、飲み物とチョコレートだけでした。機内は空席も多く、東洋人は、2人一緒の日本人ビジネスマンと、日本人らしき4人グループのみ。
 で、到着したのはAターミナル。『地球の歩き方』によれば、イギリス、スイス以外のヨーロッパの都市から到着すると、このAターミナルに着くそうです。
 Aターミナルはひたすら細長く、とにかく前に
前進。行き止まりになったら、左手の「Exit」の表示に従い、ひたすらエスカレーターを降りて下階へ。降りきったら、今度はひたすらまたエスカレーターを上がる。これで合っているの?と途中疑問がわくくらい順路が長いです。で、やっと預けた荷物の受け取り。その後は税関ですが、ただ人が立っているだけで窓口は無く、しかも、日本人はフリーパスでした。
 それを過ぎると、ようやく出口です!

 

ひたすら細長いAターミナル。

 

●列車でますはブリュッセル北駅へ  
 さて今回の旅の前半は、首都のブリュッセル泊ではなく、地方のリールという小都市に泊まります。空港からリールへは列車で。
 この列車でのルートについては、事前に
ベルギー国鉄のサイトで時刻表などいろいろチェックしておきました。ブリュッセル到着が夕方で、この時期、日が暮れるのが早いですから、なるべくスムースな行動が必要です。
 で、空港の鉄道駅は、エスカレーターで(たぶん)いちばん下の階(地階)です。表示に従えばちゃんと行けます。
 で、下の写真のように切符売り場があります。
 ここで、紙にリールまでのルートと普通か特急かというような列車の種類を書いて見せるとスムースに切符は買えました。
 まずは乗り換えするブリュッセル北駅を目指します。 

 

これがブリュッセル空港駅の切符売り場。非常に狭いスペース。
右手が国内、左手が国際列車の切符。
1等車か2等車か指定しないと、ベルギーでは自動的に2等車を販売するようです。
ベルギーは国内の列車は座席指定の制度はないそう。したがって乗る列車の指定も無い。また、往復券も購入可。
窓口は英語OK。
プラットホームは右手がブリュッセル方面行き。左が逆の、空港から東方面行きになるようです。
プラットホームに降りると、このときは係員がいて、切符のチェックがあった。乗り間違えを防ぐためか、あるいは検札の役目をしているのか。
なお、日本の駅と違って、ベルギーの駅には改札口というものは無い
また、ヨーロッパでは国によって、プラットホームなどで自分で刻印機で刻印しないといけないそうですが、ベルギーは国鉄のみの場合は無し(地下鉄などにはあり)。
 


これが切符。横20pもある。A:片道切符、B:出発地、C:目的地、D:日時、E:2等車、F:値段。ベルギーはオランダ語とフランス語が公用語。これはオランダ語表記。買う駅によってフランス語表記のこともある。A〜Fの赤文字は管理人が落とし込んだもの。なお、往復券であっても途中下車はできないそうです。

 

●ブリュッセル北駅→リール駅

 
 切符チェックのあと、係員にせきたてられ乗車すると、ヨーロッパでは発車ベルは鳴らないと聞いていましたが、けたたましいベルが鳴り、乗ったとたんに発車。
 次の停車駅である北駅までは約17分ぐらい。
 しかし、右手にソニーと書かれた大きなビルを過ぎると、農村のような風景になり、もしかして反対方向に乗ったのか!?と大いに不安になるほど。とても首都に向かっているとは思えません!!!!!
 たまたま乗り合わせた、中国から帰ってきたという陽気なベルギー人のおじさんが声をかけてくれて、次は北駅だと教えてくれ、ようやく不安が解消されました。
 なお、発車してじきに小駅に停まりましたが、運行のための停車のようで、人の乗り降りは無かったよう。空港―ブリュッセルは間に停まる駅は無いはずです。
 なお、この列車にも1等車2等車があります。また、このとき車内検札は来ませんでした。
 無事に北駅10番線に到着。
 で、プラットホームに下りると、いきなり女の人がタバコを吸っていてビックリ! プラットホームは禁煙ではありません!(笑) 灰皿もあり。
 次に乗るのは、リール方面行きの列車。
 空港からの列車の北駅到着番線や、次に乗る列車の発車番線、時刻表はベルギー国鉄のサイトで事前にわかるので、それを印刷して持ってきました。
 次に乗る列車は11番線で、降りた番線の反対側でしたが、念のため、駅内の案内板で再確認することに。
 それでホームから階段を下りたのですが(エスカレーターは無し!)、降りた通路の汚く、暗いこと!!!! 思わず震え上がってしまいました。北駅は治安が悪いと聞いていたので、周りの人がみな、怪しい人に見えてしまいます(笑)。ちなみにパスポートは胴巻きのなかに入れ、リュックは空港で、ダウンジャケットの下にしょってきました。ジャケット上から斜めがけにしたポシェットのなかは、ユーロの現金のみ。もし強盗に襲われたら、このポシェットを差し出すつもりです(笑)。もちろん、クレジットカードなどは、バッグやリュックのなか。
 とにかく番線を再確認し、上りエスカレーターで再びプラットホームへ。
 ほぼ定刻、18時47分、リール方面行き(最終行き先はTurnhout)の列車が来たので無事乗車。
 なお、この列車の始発はブリュッセル南駅。月曜から金曜の運行で、土日は運休。1時間に1本。毎時決まった時刻に発車。なお、2等車しかないとどこかで見たような気がしたのですが、1等車もありました。次に停まる駅はどこか、停まった駅でも駅名の車内放送がありベルも鳴りました。車内で検札もあり。
 途中、日が暮れて、真っ暗になるなか、約40分で無事、リール駅着! ドアは自分でドア横にあるボタンを押さないと開きません
 列車から降りたのは、どういうわけか若い人ばっかり! 列車で40分といえば日本では完全に通勤圏ですが、ベルギーではそんなことする人いないのかも??? 降りてきた若い人はもしかしたら大学に通っているとかなのかもって思いました。
 リール駅からホテルまでは、これまた事前にネットで地図を印刷!!! 実はこれをやっていて本当によかったです!!! なぜなら、ホテルまでは徒歩10分ですが、駅前にもホテルまでの道も誰も歩いていないの!!!!! 道を聞こうにも人がいません。危険な感じは無いのですが、この小都市では日が暮れたら誰も外を歩かないのかも????(笑)
 というわけで、地図を頼りに無事にホテル到着です!!! 日本時間ではすでに夜中の3時近く!!! やれやれです!!!


※ブリュッセル北駅については「ベルギー旅行3」を見てください!

※ベルギーの鉄道マップは
こちら。オランダ語、フランス語のものがある。
 

 



印刷して持っていった時刻表。時刻は左が到着時間、右が出発時間、いちばん右が発車番線。これはオランダ語のもの。言語によって、とても同じ駅とは思われない駅名もある。念のため、両方の言語表記のものを持っているといちばん確実。ベルギー国鉄のサイトで両方表記・印刷できる。

 

 

 

空港からブリュッセルへ向かう列車の1等車。
 
リールで泊まったホテル(次の日に撮影)。

 

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