ミス・バービーちゃん2  

 

Tシャツ素材のタンクトップとジャケット、ジーンズです。

タンクトップの型紙は、シンディちゃん「カジュアル1」のところの紺の横じまのものと同じですが、ミス・バービーちゃんはグラマーで(笑)ウエストが細いので、ウエストの両脇を詰めました。模様はアイロンプリントです。

ジャケット、ジーンズは、『夏 ミセスの服』(ブティック社)の製図を利用しています。

昔のバービーちゃんのドレスは、パリのオートクチュールを参考にしたりしたそうで、とにかく、洗練されていてオシャレ、豪華でクラシック、そして身体の線を強調しています。そんなドレスを作れる技術がないのと、普通でカジュアルで、ちょっと野暮ったいぐらいのほうが、違う面が出て面白いかと思い、こうした服にしました。

サンダルは、まだ靴類が手に入っていないので、シンディちゃんのために買ったけれど、シンディちゃんには小さすぎて全然入らなかったジェニーちゃんのゴム製のミュールを利用しました。横から見た、かかとから足先にかけてのカーブがちょうど合うんです。足先は大きすぎるので、甲を覆う部分とともにハサミで切り落とし、甲を覆う部分は新たに綿布で作って、ボンドで靴の裏に貼り付けています。

また、カツラは前髪と両脇にお湯パーマをかけ、消えていた片方の眉も描きました。
(2007年10月19日)


 ここから先は製図や縫製に興味のある方向け。

 昔のバービーちゃんと違うタイプの服、という志だけは高かったのですが(笑)、シンディちゃんとスタイルが違いすぎてやはり作るのはたいへんでした。

 左下は、シンディちゃんのジーンズをはかせ後ろから撮ったもの。すそ丈は2センチぐらい短いものの、それ以外のサイズはOK。ところが、椅子に座るポーズをすると、右下のように、お尻が丸見えになってしまい、ウエストが後ろに引っ張られるので、前のスナップもはずれてしまいます。

 

 自分で製図のできない管理人にできる唯一の解決法は股上の深い製図を選ぶことです。それで作ったジーンズが今回ので、下の写真です。


 

 ダーツが前身ごろ、後ろ身ごろにもありましたが、それを入れると、座ったときにやはりスナップがはずれそうだったので、わざと入れていません。立ったときはウエストがブカブカですが、座るとちょうどです。

 身体の線を強調しないといっても、バービーちゃんにはやはりある程度、身体に合わせたドレスのほうが似合うよう。ジーンズもストレートでなく、スリムにしたほうがよかった気がします。
 ジャケットも前身ごろ、後ろ身ごろとも胸からウエストにかけてダーツが入っています。

 

さて、今日のシンディちゃんたちは、ミス・バービーちゃんの「イギリスに来てからまだ日本料理を食べていないの!」というリクエストによって、和食のお店に来ました。金髪シンディちゃんは天ぷら定食、ミス・バービーちゃんはうな重、茶色髪シンディちゃんはおそばとおにぎりのセットです。
ケン君は可哀想に、「今日は男性はお断り」ということで誘ってもらえませんでした。女の子が3人集まってすることと言えば、食べることとおしゃべりすることに決まっています! 仕事のこと、男の子のこと、ファッションのこと、旅のこと……、話はどこまでも尽きることがありません。


昔のバービーちゃんと日本料理ってミスマッチで面白いかも、とわざとこうした設定にしてみました。
でも! 昔のバービーちゃんをコレクションされている方は、ガラスのケースに入れて大切に保存されているのでしょうね。昔のバービーちゃんにこんなことさせているのって管理人ぐらい???(笑)


天ぷら定食:天ぷらと天つゆはリーメント「和食三昧」の「天ぷら」、ごはんと味噌汁は同「満喫和食処」の「旅館の朝食」。
うな重:同「満喫和食処」の「うな重」。
そばとおにぎり:同「満喫和食処」の「もりそば」「おにぎり」。
お茶:同「新鮮回転寿司」のものですが、なかのティーバッグを抜き取り、上から少量のレジンを注いでいます。
醤油:同「新鮮回転寿司」。
きゅうす:同「満喫和食処」の「おにぎり」。

紙ナプキン立ては自作。後ろの英語の寿司のポスターはイギリスのネットで検索しました。元は日本の某有名醤油メーカー製作によるようです。
茶色髪シンディちゃんが座っている椅子は、バービーちゃんの「なりたいな ケーキやさん」のものにラッカーを塗っています。
←仲間はずれにされ、うなだれるケン君。

 

   
   
inserted by FC2 system