綿のシャツとズボンです。 シャツは「ボタンダウンシャツ」。 ボタンダウンシャツというのは、若い方はご存知ないかもしれないですね。60年代、70年代、「アイビールック」がはやったときに着られていたシャツで、襟先がボタンで留められています。 上下とも製図は、『男子服』(文化出版局、1984年)。 シャツは、人形は人間より首周りが太いようなので、襟ぐりを広げました。アラン君は、手が小さいほうですが、袖口も少し広げています。そのほかは製図そのままです。 ズボンも丈を伸ばした以外は製図通り。 靴は、こちらに出向いて、ビンテージ・ケン君、アラン君サイズのものを買いました。 (2010年4月21日) |
さて、今日の舞台は1960年代前半のアメリカです。 ここは、みんなのたまり場「Mel's DRIVE IN」(詳しくは下記参照)。 |
放課後、いつもの仲間がつどっています。 |
2人とも典型的なアイビールックです。 左:「グレイト・シェイプ・バービーちゃん」。ドレスは以前、シンディちゃんに作ったもの(「カジュアル4」など)を着せました。 右:「LE NOUVEAU THEATRE DE LA MODE」。 |
「バレリーナ・バービーちゃん」はボーイフレンドのアラン君を待っていますが、アラン君がまだ来ないので、所在なげです。 ドレスは以前シンディちゃんに作ったもの(「ワンピース1」)。靴下と靴は「コカコーラ・バービーちゃん」のもの。 |
ケン君は1人でホットドッグを食べています。 |
「いらっしゃーい!」。 「コカコーラ・バービーちゃん」が注文を取りに来ました。 「ハンバーガーとコーラ!」 「OK!」 |
「おまたせーーー!」(もう来た!(笑)) |
「おいしそうね!」 「やっぱりここのハンバーガーがいちばんよね!」 |
「ごめん、遅れちゃって!」 「アラン、遅いぞ!」 「アラン君、ここよーー!」 「いらっしゃーーい!」 なお、アラン君が膝が曲がらず座らせられないため、ストーリーはここで終了します(笑)。 |
全員集合! スクーターは、バービーちゃん用のもので、「Vespa」(2002年)。Yahoo!オークションで2年ぐらい前に買ったのですが、今まで出番がありませんでした。ヘルメットが付きます。 |
解説 今回の情景は、映画「アメリカン・グラフィティ」(1973年。ファンサイトはこちら)をイメージしました。 「Mel's DRIVE IN」はこの映画に出てくるドライブ・イン。写真は、アメリカのユニバーサル・スタジオに復元されたもの。ネットで画像を探し、拝借しました(ごめんなさい!)。ユニバーサル・スタジオはアメリカに複数あるようですが、どこのユニバーサル・スタジオのものなのかはわかりません。日本のユニバーサル・スタジオにもあります(こちら)。また、本物の「Mel's DRIVE IN」はこちら(英語)。 室内の情景は、窓などを作るのは大変なので、壁などにラッピングペーパーを使用しただけ。そのため、ドライブ・インの外見と室内が全然違ってます(笑)。 テーブルと椅子は自作品(「板長さん2」参照)。ポスターはネットで探したものを印刷。 映画では、ウエイトレスさんはローラースケート靴を履いてお料理を運びますが、ここではハイヒールにしました。 手芸店で買ったアルミ・ワイヤを太もものところに巻いて立たせています。 料理などは、リーメントなどのもので、今までのどこかのページに出ています。 テーブルのコーラは、「コカコーラ・バービーちゃん」のものとは別のもので、香港のドラゴン・モデルDragon models社のものだと思います。1/6サイズのアクション・フィギュア用のもの。アメリカのオークションサイト、eBayで購入。 なお、アラン君の本当のガールフレンドはバービーちゃんではなく、ミッヂちゃんです。 |
さて、現行ケン君よりずっと細身のアラン君。「金髪ケンくん」と体形比較のため並べてみました。 「現行ケン君は体格がよすぎて好きじゃない」とおっしゃっていた方がいましたが、確かに管理人もそれを感じます。 いくら白人の男性でも、20代前半まではもっと細身ですよね〜。 現行ケン君だと、今はやりのオシャレな服を作ってあげようと思っても、脚などが太すぎて希望の雰囲気にならないんですね〜。足首が動かないので、ズボンの細さにも限界があります。 その点、このアラン君は細身だからいいです〜! 若い男の子特有の脚の細さなどが出せるんですね。今回はアイビールックだったけど、似合う範囲で、今後、現代的な服も作ってみようかと思っています。 |